長距離サイクリング
再び山陽道(国道2号線)を北九州小倉へ      56歳


    2005年4月29日(金・みどりの日)〜4月30日(土)  



 スタート地点
 JR明石駅北口

 8:01 スタート
 
前回2004年9月のランは、途中の山口県防府市から小倉まで輪行して消化不良。今回は満を持して望んだ。行程表はこれまで「見にくい」と思いながら使っていたものを一部修正した。昨秋は走行後に色々な後遺症がでた。出雲行きの経験を生かさずに、手袋をはめず左手薬指の痺れが一ヶ月残った。両膝の痛みが三ヶ月残り、両足の第2指と第3指の爪の中に血豆が出来て、後日爪がはがれた。走行後の夕食に脂っこいものを食べ過ぎて膵臓を弱らせた結果、腹部の膨満感と食欲喪失。
出雲へ行ったときはサドルが原因で尿道のしびれが三日ほど残ったが、前回それは無かった。一つづつ反省をしてみた。指のしびれは、今まで違和感があってはめなかった手袋を必ず着用することにした。走行後の腹部膨満感は、体力が弱っているときに内臓を更に痛めつける食事をした事が原因。そこで今回は走行中の食事と補給はカロリーメイト、ジェル、麺類など消化の良いものに限定するように努力した。だいたい1時間から1時間半くらいに500mlを飲む水分補給も、スポーツドリンクだけではなくお茶と交互に摂るようにした。膝の痛みの原因は、サドルに馴染んでいなくて腰の位置が安定しなかった事にあると判断した。それと前週に120qを二日続きで走ったことも原因かと思う。四月の前半まで冬用のタイツをはいていて気づかなかったが、夏用のレーパンに履き替えて、その生地ではサドルから滑って安定しにくい事が判明。サドルの後方にボンドを帯状に塗って滑り止めにした。多少は安定感が出たように思う。血豆はその原因は恐らく、予定と実際の違いの原因が分からず、それがストレスとなって全身のリラックスができなかったためだろう。
今年に入ってからは10回近くも自転車に乗った。総距離にして600qくらいになるか。走行前の負荷のかけ方にも工夫をした。2週間前には約100q、内30〜40qは上り坂のコースを走って、その後は自転車に乗らないようにした。リュックも重いというかうっとうしいもので仕方なかったが、やっと良い
リクセンカウルのサドルバックが手に入った。リュックほど容量は無いが、雨が降っても背中の泥よけも兼ねてくれるし快適になるはず。道路状況もあらましわかっているので、行程表の予定所要時間も変更した。
今度は何とか走り通せるような気がする。ついでにサイクルメーターの電池も交換。自転車を購入してから5年半で14,000q走行している。スーパーロングランの前夜は10時間以上睡眠を摂るようにしている。寝だめをするのだ。今回の予定でも、朝8寺にスタートして翌日17時頃小倉到着の予定で、その間に睡眠を摂る時間は無い。さあ前回の消化不良を解消するために走りに行こう。
またまた娘のお世話になって、駅まで送ってもらった。京都6:10発、明石7:35着だ。JR快速電車の中でやたらに生あくびがでる。昨夜睡眠がうまく摂れなかったためだ。ボックスシートの前の席に若い男女が座った。あちこちの頁にチェックのついた「讃岐うどん全店制覇」というガイドブックを持っている。そういう旅も良いな。
明石に着いた。直ぐに自転車を組み立ててスタート地点へ向かった。予定では8:15スタートだが8:01スタート。風が強い。第1CPの阿弥陀交差点、第2CPのJR竜野駅前と進む。途中の姫路市内は前回と違う道を走った。姫路城に近くて城は見えたが、車両一方通行を対面して走るので走りにくい。途中で道を変更した。アベレージは上回っているが予定時刻より遅れ気味だ。前回の経験もあるのであまり気にしないで行こう。しかし、向かい風が強い。沿道店舗の看板旗が随分嬉しそうにはためいている。普段の練習よりは速度を抑えているので幾分余裕はある。
12:11岡山県の三石に着いた。ほぼ予定通りだが、スタートを早めた時間分の15分程度遅れているということになる。まあこの程度なら納得できる範囲だ。半袖ジャージの下にアンダーシャツを着ていたが暑くなってきた。山陽自動車道の備前IC付近の高架下で着替えをした。およそ15分のロス。農家だろうか立派な鯉のぼりが水平に泳いでいる。自分が見慣れたのは「鯉の滝登り」。あれだけのものが水平というのは相当な風だ。13:48東平島交差点に到着走りながらカロリーメイトを食べているので空腹感は無い。前回食事をした同じ店で食事にする。油っこい物は止めてミックスサンドとミックスジュースで済ませた。1時間近く休憩をした後、いよいよ例の岡山バイパスに入る。しかし怖い。左後方を確認すると50メートル程後ろに消防車が見えた。4車線道路の真ん中から左端へ進路変更する。するとマイクで「車線変更をしてはいけません」と呼びかけてくる。冗談だろ、恐ろしくて真ん中は走ってられないよ。第5CP早島の無津交差点も通過。あまりの向かい風の強さに「ひょっとして今回も中止になってしまうかな?」との思いがよぎる。スタートから約140qほぼ向かい風ばかり。冬場に限っていえば夜間から早朝まで風の無いことが多い。今日も或いは日が落ちると風が止むかもしれない。16:50、そう思って風待ちの夕食を摂ることにする。食べ過ぎに気を遣いすぎて、おなかにどっしり感のある物を口にしていない、何かしっかりしたものを食べよう。好みのおかずをやご飯を選択して代金を支払う店だ。鯖の煮物とすき焼き ご飯を食べることにする。食べられるかどうか、食欲が無い。砂を噛むような感じとはこのことで、最初は喉を通らない。無理をして飲み込む。最後にご飯をお茶漬けにして食べると、やっと落ち着いた。エネルギー補給の仕方は本当に難しい。いつまで休憩をしていても仕方がないので表にでた。どうやら風が収まりつつあるようだ。17:45出発。18:23鴨方町、19:53第7CPの福山市に到着ここでは食事を兼ねて1時間休憩の予定になっているが、もう食事は済んでいるので7分間休憩してスタート。予定より1時間40分ほど遅れているが、食事予定の変更や多少のロスが原因だからその内取り戻せるだろう。赤坂バイパスの分岐点にきた。昨年、男女三人組みをびっくりさせながら道を聞いた場所だ。写真を撮っておこう。21:20尾道到着自宅へ電話を入れる。


   赤坂BP分岐点
 



  JR尾道駅 
岡山までの140q位が強い向かい風で、今回も又中止かと思ったと話すと、自宅でもすごい強風だったとのこと。駅前のミスドが開いていたので何か食べることにする。油っこいドーナッツは止めて、お粥とポテトクリームスープを注文。10時閉店らしいので早々に済ませた。食後バスターミナルのベンチで身支度をする。天気予報では最低気温13℃と言っていた。次第に冷え込んでくる。春も秋も着るものが難しい。日中は暑いし夜間は冷え込む。半袖のアンダーシャツ、アームウオーマー、レッグウオーマー、チョッキタイプのウインドブレーカーは用意してきている。太ももの前辺りが寒いので、コンビニのナイロン袋を裂いてレーパンの中へ入れた。22:00走り出すとひんやりと肌寒い感覚がある。三原市からは海岸を離れて内陸方向へ進む。結構上りがあって、第9CPの本郷町までの予定はアベレージ18Km/H、更に第10CPの西条バイパス道照交差点までは15Km/Hでみている。 

 (フリー素材)

 

深夜に一人で真っ暗な道を走っていると、何となくいろいろな事を考えてしまう。初めての長距離は琵琶湖一周だった。そのときの妻の心配そうな様子は覚えている。それから淡路島、金沢、出雲と長距離を走ってきた。深夜に単独走行、心配してもらってる事にしておこう。自分の身体と自転車は、車から見ると反射材の効果であちこち相当光っているはずだ。それでも万一跳ばされた瞬間に目撃者がいなければ、車が逃げたら、自分が自転車もろとも崖下に落ちたら家族の捜索願い待ちになる。沢山の人に迷惑をかけることにもなる。しかし不思議に小学生の頃から、自分は事故では死なないという思いがある。自分の5歳の誕生日に、不慮の事故で亡くなった当時9歳の小学生の兄が守ってくれているはず。だけど考えてみれば、何の根拠もなく説明のつかない随分頼りない思いこみだ。
トップ頁に「もっと仲良く、もっとゆったりとできればと思う」と書いてあるのに気づいた人もおられるだろう。なのに単独スーパーロング?。うん、自分の気持ちの中では矛盾していない。あと3ヶ月で57歳になる。今走っているこの道を、1年後2年後に同じように走れるとは限らない。走れるとしても20代30代の人に比べれば、可能性は極端に低くなる。今はゼロ泊で何q走れるか知りたいだけ。でもそれは「ゆったり」ではないと思う人もいるかもしれない。しかし当たり前だが、生きるために仕事をし収入を必要とするなかで、こんな事をさせて頂けるのは心の持ちようとして「ゆったり」ではないのか?。仮に途中で4〜5時間の仮眠を何処かの空き地でとったとしたら、今の自分にとっては1泊になる。何千qの道でも途中で宿泊を重ねれば、幾つになっても走れるだろう。今試したいのは、今の限界とそれを伸ばしたいという気持ち。故障や怪我をせずに距離を伸ばせなくなった時が限界かな。ゆったりしていないと言えるとしたら、年齢に追いかけられている自分だろう。それだけは仕方がない。スーパーロングは今後年1回になるだろう。その1回のために年間30回くらい練習をする。気力を維持しつづけながら、サイクルメーターだけを相棒に、独りトレーニングするのは辛いというのが本音です。若くて大きな目標や競争相手がいて練習をするのとは比較にならない。スーパーロングはサイクリングではない。数少ない練習を工夫をしながらするのはただ1回の遠足のため。200q位までならサイクリングとしていつでも誰とでも一緒に走って問題はない。自分より遅い人なら一緒にゆっくり走ればいい。そこには、成功も失敗も達成も挫折も無い。その人(達)と一緒に走ることを純粋に楽しみたい。だけどスーパーロングは違う。年齢に追われているから成功したい。だからこそ、そのための準備に1年間を消費する。若い人には分からない感覚。10代20代30代は時間は無限にあったし、歳もとらなかった。60歳に手が届く今は限られた時間しかない。今回のように同じコースを走るのは楽しくないし、あの時無理にでも完走しておけばよかったという思いの方が強い。時間を延ばすことは出来ないが濃密に生きることはできる。濃密に生きようとすると焦りに繋がりかねない。あせらず濃密に・・・。やらなければならない事やしたいことばかりが積み重なっていく。保証は無いけれど、あと20年は生きるだろう。否、もう少し生きられたとしても、元気でいられるのは20年くらいだろう。10年20年の過去を振り返った時、その短さに畏怖し、あせらず濃密にという言葉は重い。そうして考えると「単独スーパーロング」は矛盾していない範囲と認めてもらえるのではないだろうか?。人生の今に心から感謝している。人並みの悩みや苦しみはあるが健康で、言う程でないくらいにささやかにしろ、気持ちのゆとりを保ちつつ日々を重ねている。もう少し歳をとったら本当にゆったりと、夫婦と犬で車旅ができたら尚一層いいなと思ったりもする。
そんなことを考えながら走っていると、オッなんだこりゃ?アベレージ15Km/Hや18Km/Hで予定しているのにやけに自転車が軽い。登り坂にも拘わらず、一踏み毎に軽く反応してズッズッと進む。こんな経験は初めてだ。いつも登りで苦しんでいるのは何なんだ?。メーターを確認すると30Km/Hに迫っている。昨秋は失敗だったけれど、今回は神様が背中を押してくれているに違いない。登り坂の多い区間なのに爽快な気分だ。それにしてもえらく快調だなあ。少し背中が寒い感じがしてきた。汗で冷えてきたかな?。片手を背中へ回して見る、あれ?布団がない。なんだあ、ユ・メ・か・・・・・

あんな本こんな本、サイクリング

 (フリー素材)

 
4月30日0:58 ほぼ予定通りの時間で東広島市西条の道照交差点に到着。昨年「巨大なナメクジ」らしきモノを見た安芸区のコンビニには2:02に到着。ざるうどんを購入。レシートに父の日ギフト受付中と書いてある。父の日っていつだったのかな?ぼんやりと考えながら冷たく心地よいうどんを食べた。2:30ほぼ1時間遅れでスタート。40分ほど取り戻せたことになる。しかし第12CPの五日市には予定より28分遅れで到着。チョット疲れてきたかな。4:10大竹へ向けてスタート。昨年食べた牛丼店の前を通過。だいぶ走ってから第13CPを通りすぎている事に気づいた。いくら走ってもつかないはずだ。いいか。コンビニで弁当を買って朝食にしよう。錦見のセブンイレブンに入った。鳥そぼろ弁当とお茶を購入。出てくると自転車を眺めている人がいる。サドルバッグに「京都府、城陽市」と書いてあるのに気づいたらしい。京都から来たんですか?何日かかります?と聞かれたので、いえこうなんですと答えた。自転車のハンドルに弁当をぶら下げて、錦帯橋のバスターミナルへ向かう。ターミナルのベンチには先客がいて本を読んでいる。学生でもなさそうな男性だ。私が自転車を止めると熱心にこちらを見ていた。6:09、彼のことを随分早朝から移動の旅行者だなと思いながら弁当を食べる。空き容器を捨てにいって、ふと男性の足下を見ると自転車用シューズを履いている。「貴方は自転車で来ているんですか」と尋ねると、そうだとのこと。自宅は鳥取県米子市で、岡山から走行開始、昨夜はこのベンチで寝たという。この幅の狭いベンチで寝たんですか?元気ですねえ、と私。この発言も少しおかしいとは後で思った。聞いているとあちこち走っているようだ。海岸沿いに下関まで行くという彼と別れて7:00出発二度目の道なのに間違えてウロウロ。2号線に戻るのに歩いている人に聞く始末。錦橋を渡っていよいよ例の廿木峠へ向かう。昨年の秋、道を尋ねたおもしろいおばさんがいた店はまだ閉まっている。廿木峠までの約7qを25分で登り切った。前回の難行が嘘のようだ。8:09順調に第14CPの山口県JR玖珂駅付近に着いた。メモを取るため2分間休憩の後下松市へ向かう。もう24時間走りっぱなしだ。仕事だったら絶対に出来ないだろうなと思う。
下松には9:33到着 さあ、次はいよいよあのJR富海だ。昨年のあの時の気持ちは忘れられない。悔しいと言うよりがっかりした、それでいて持って行きようのない気持ち。その決断が正しいという不条理。椿峠を越えて10:54到着。今回はあえて駅には行かなかった。予定より丁度2時間遅れている。でも今回はなにものにも惑わされないという気持ちで来ている。岡山までの強い向かい風を考えると、あながち遅れているという表現は適切ではない。そう自分に言い聞かせている。それに食事のタイミングがずれているのも原因だから、その内挽回出来ると思う。ここまで399q走った。あとは100q残すだけだ。前回とは全く異なって、体調的にも精神的にもなんの問題もない。
11:00スタート この先は初めて走る道になる。防府第一トンネル、第二トンネル、第三トンネルを高度を上げながら通過。JR小郡駅(新山口)に近づいたが、食事の必要も無いので寄らずに厚狭へ向かうことにする。しかしなんだか道がわかりづらい。二度三度と尋ねながら進む。2号線を正直に進むと、自動車専用道路へ誘導されるらしい。
厚狭14:20到着 14:25スタート。談合坂で道が二本に分かれている。どちらも2号線だ。左へ進む。しばらくすると視界が開けて、海とその向こうに陸地が見える。恐らく、下関や門司方面だろう。左手のセブンイレブンに入って甘い物を探す。「こだわりのワッフルコーンバニラ」168円をお買いあげ。自分の手が汚れているので「私が取り出して良いですか?」と聞くと、構いませんというので、他の商品には触れないように取り出した。レジの若い女性がどこから来たのか聞いてくれた。しかも我が娘より若い女性が毛嫌いせずに口をきいてくれるというのは珍しいことだ。表へ出てもう一度景色を見る。写真を撮ろうかなと思ったが、なぜかしら「このような景色はまだまだあるだろう」という漠然とした考えから撮らなかった。やはり後の祭りで「巨大なナメクジ」の二の舞。 


 15:56下関国道人道トンネル入り口到着 
 昨年秋には無かった大砲 

 昨秋と同じ男性がトンネルの番をしていた

 


 小倉駅の祇園太鼓像

JR下関駅へ行かなかった分だけ早くなり、予定より30分遅れまで回復した。トンネルを通って門司へ出て、
JR小倉駅へ到着したのは16:36。予定は16:55だから少しだけ早く到着したことになる。前と同じように自転車を預けることにする。あの立派な髭のお父さんと一緒に写真を撮りたかったのだが、非番の時間帯だった。
 
100円の循環バスに乗って九州厚生年金会館へ向かう。チェックインの後は先ず風呂。前回の食事メニューを反省して、豆腐御膳を食べた。これなら胃に優しいだろう。食後に缶ビールをと思ったが近くに無い。替わりに「疲れている人のための元気のでる」ドリンクを購入した。寝る前に飲んだ。寝ている間に疲労回復をして、明日は気分爽快のはずだ。20:30頃就寝。翌2:00頃目が覚めた。そんなはずはない。しかし眠れない。とうとう朝までうウトウトの繰り返し。どうやらドリンクが効き過ぎたらしい。263円だったけれど本当によく効いた、眠れないくらいに。しかし睡眠不足では笑い話にもならない。

5月1日(日)

朝食は快調に食べられた。フルーツは何度もお替わりをして飲み物もあれこれと飲む。食べられるというのは本当に気持ちが良いものだ。部屋に戻って少しベッドに横になる。何度かうたた寝をして気がつくと10時前になっていた。列車の出発時刻まで昼ご飯をなににするか、ウロウロしてみる。結局は小倉まで来てなぜかしら「飛騨高山ラーメン」と小倉(オグラ)抹茶パフェの大。横の席に海上保安庁とか商船学校生のような感じの制服を着た青年(少年)が5人座っていた。 
あんな本こんな本、サイクリング

  (フリー素材)

食事が終わっても出て行かない。しばらくすると、高さが30pもあるような器で特大のパフェが運ばれてきた。
 スゴイ!、なんだかんだと言いながら各人あっという間に完食。あんな制服を着たいと思っていた頃の自分と重なって、「若いっていいねえ」とじっと見てしまった。 
この文章を書いていて石川さゆりさん(参照)の歌を思い出した。私はCDを買うことは殆どない。更にその中で歌謡曲のCDは2枚しかない。歌手のファンになったことはないが、曲のファンになることはある。「風の盆恋歌」を聴きたくてCDを購入した。彼女が表現する頼りなげで危うい女心は、他の歌手には真似ができないと思っている。休みの日に全曲エンドレスでかけていると、そのCDの中に阿久悠作詞の「転がる石」があった。初めて聞いたときはつまらないと感じたが、詞の根底にある情景と自分の過去の記憶が重なってきた。

  十五は 胸を患って   …………
 十七 本を読むばかり ………… 怒りを持てば 胸破れ …………

さあ、今回もまた明太子を買って、家族の待つ家路につきましょう。


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  D:497q

  T:27時間9

  A21.3 Km/H

  M:57Km/H (もちろん下り坂)

  自転車・・・ジャイアントOCR1

 サドル・・・スペシャライズド・ボディジオメトリー・ゲル

 地図と高低図は昨年秋のページを参考にして下さい。同じ道を二度目ということもあり、写真は殆ど撮りませんでした。 

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